先に、「『見える化」』を実践をしようとする際、『何が正常で何が異常であるかを明確にする』という視点に立てばと思います」と書きました。バラエティー番組で、”見える”か?、”見えない”か?とやっていたのは、おもしろいですね。

 確かに、「見れる」のであれば、そこから何らかの情報が得られるのですからいいですね。ただ、生産現場においては、「現地」で目で見て確認し、状況を把握することが一番だと思います。管理帳票として、解析のためとかとか、管理状態を時々刻々把握するとかのために活用するのならよいのですが、単に管理のための管理のため、「見える化」と称して帳票を並べていた管理者を多く見ました。「見せる化」です。そういう人に限って現場を見ていないのです。単純に管理図表を積み上げていくだけに感じられました。
 ここに、ツールとして、いろいろな項目がならんでいる「見える化」を題材にした書籍があります。「この本は、現場に立脚していない、机上の空論になる。」との読後のメモがついています。最期には帳票が一枚もないのが理想系でしょう。今は実力がないから、よく「見える」ようにするために当面は管理図をつけるけれど、いつかは管理図をやめるぞーといい続けるのでしょう。何のために、「見える化」をするのかを見極める必要があります。

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