あまり英語は得意ではないのですが、インドの英語は、イギリス英語がベースになっていると言われそれを感じます。最近は、バックオフィスの仕事の関係もあり、アメリカ英語を勉強する人が増えてきたといいます。

インドの方の話す英語は、地元の言葉の影響を受けたなまりのあるものとなっています。先日、英語のバラエティー番組で、北部インド人の英語が披露された時、会場の参加者はえーと驚いていましたが、あれもひとつです。

 ミッションスクールで小学校から勉強したインド女性の英語はさすがに分かりやすかったです。その方の勤めてみえた会社は、多国籍のIT会社でしたが、そこの人たちのバーベキューパーティーに参加したときもコミュニケーションがとれました。その時は、南インドの会社の指導に行っていたのですが、その会社の人たちが、堂々と英語を話すのによく分からなくて自信をなくしていたのですが、ITの人たちと話してみて、如何に彼らの英語になまりがあるのかを認識しました。とはいえ、コミュニケーションの道具ですから彼らを理解しないといけないのですが、日本語になった英語が氾濫しているように、インドでも英語にないかなり特殊な使い方をしていることがあったり、なまりがあったりで、混乱します。

 一方、こちらも日本ではこう言うと言って、「トヨタ生産方式用語」や「日本の製造用語」を連発するので大変だろうと思います。この写真のように、私のコンサルは英語で板書します。 ここのトップの要望は、会社の体質改善のためには、製造現場に近い人に教育してくれということでした。大学や専門学校を出たくらいの人は英語をある程度理解します。一般的にスタッフは、教育訓練に対するモチベーションは非常に高いのですが、遠くから給料を求めて転職する人がいるように、定着率が悪いのです。それで、製造現場の監督者レベルも含め指導することとなりました。チームで8名いました。内3名のスタッフは、一応英語を理解しましたがあと5名は現地語とヒンディー語です。その5名の内、約2名は書いた英語は理解しノートをとっていました。約3名は、英語が全然分かりません。

 この何年間で私の出会った通訳の方は、皆優秀でしたが、特にこの時の通訳は優秀です。導入教育の座学の通訳は最初日本語〜英語で行いましたが、レスポンスがよくなく、トップの要望もありヒンディー語への通訳に切り替えました。この通訳の方も日本語〜ヒンディー語の通訳は始めてとのことで戸惑っていましたが、そのうち、コミュニケーションもよくなってきました。ここで英語だと、間違って通訳したり、通訳が余計な事を追加したりすると、ちょっと待ってと言うこともあるのですが、ヒンディー語だと単語で通訳していることを推察したりするほかありませんが、おおよそ好調でした。

 このように、日本語〜英語〜ヒンディー語への板書と通訳とでかなり有効な指導ができたのかなと思います。非常に貴重な経験でした。

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